留学 虎の巻  -TIGER's Blog-

記事に関するご意見・ご指摘、また個人的なメール等あれば、こちら(tigerblog@hotmail.co.jp )にメールをお寄せください。また、記事に登場する書籍に関する記述・歌詞等すべて確認の上に掲載しているとは限りませんので、多少の誤植もあるかと思います。その点、ご了承ください。


 

留学カテゴリーでブログランキングに参加しました☆クリックよろしくおねがいします!

 

Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

アメリカでの大学生活

みなさん、こんにちは。
まずは、今まで更新を怠ったことをお詫び申し上げます。
更新がないのにチェックしてくださっていた数人の方から安否の確認の連絡がありました。
しっかり生きています。ご心配かけて申し訳ありません。

さて、数日前に僕の大学生活もやっとのことで一年を終えることができました。
第一学期は最悪の成績で、academic warning(もう少しがんばりなさいという手紙)を頂ました。笑”
あまり笑いごとではないのですが、今学期はなんとか前学期よりいい成績を取りacademic warningから卒業させてもらいました。

半年以上更新をしなかったのには、やはりこちらの大学での忙しさが関係しています。
アメリカの大学は大変だということはもはや周知の事実になっているようですが、想像以上に大変でした。
日々の宿題と定期テスト、paperの課題。英語で処理しなければならないことが大きな障害となりました。
以前paperで0点を取ったことを書きましたが、今学期も20Pのpaperがあり、first draft(原稿)でまたもやものすごい点を取ってしまい、先生からひどく怒られました。
そのpaperは、あまりの忙しさのために(後に書く学校以外の活動のせいですが)ほんとうに適当にやったやつなので怒られて当然ですが。。。
結局、学期の最後の最後まで、そのpaperは友人の協力を借り、かなり力を入れて仕上げ(APAスタイルとか初めて知りました)、最終的にA-と先生の驚きがもらうことができました。
「あなたがこんなにできるとは思わなかったわ!英語以外は完璧よ!」みたいに言ってくれたので、これで僕もアメリカの学生としてちゃんとした論文が書けるようになったんだなぁと少し実感したところで今学期は終わりました。

この一年間のうちに様々なことを学びました。
英語はもちろんのこと、様々な国から来ている生徒の意見、心から信頼できる友人、良い意味でのカルチャーショックなどがあり、かけがえのない一年でした。
本当にアメリカに来てよかったと感じています。おかげで、狭かった視野が広がったと思います。


さて、お知らせですが、このブログは無期限の活動休止としたいと思います。
久しぶりの更新に加えて当然の活動休止とは本当に自分勝手ですが、
先月、学校と並行して進めていたある事業を計画書として形にすることができ、
行動に出るときだと決断しました。
大学へはもう戻ってくることはないと思っています。(MBA留学は考えていますが)

このブログでは多くの素晴らしい方々と出会え、本当に実りあるものでした。
また、書きかけの留学記など時間があれば更新したいとも思っています。

みなさんとはまたどこかでお会いするかもしれません。
仕事関係でブログを書くことにもなると思います。


今まで読んでくださっていたみなさん、応援のメッセージ・コメントをくださったみなさん、
本当にありがとうございました。


これから留学をする方、また留学を目指している方、
アメリカで学ぶことは非常に大変ですが、日々アンテナを張り巡らすことで多くの出会いや経験が待っています。力いっぱい、楽しんでください。
応援しています。


それでは、僕は次なる冒険へと進むことにします。
またどこかで会いましょう!


"Find your adventure, enjoy your life."

英語と日本語

最近英語と日本語が混在してきたようだ。
日本語の能力を失うつもりは毛頭ないが、英語で考えていてもそれほど苦にはならなくなってきた。
英語で考えて英語で話す。話せるようになるにはこれしか方法はない。

そして気がついたことは、英語はとても単純明快な言語だということだ。

Random Walkはすんなりと読めた。
これにはもちろん興味ともともと知っている理論だったというのが助けとなっているのだろうけれど、
何が言いたいか重要な点はすぐに浮き上がってみえてくる。

英語の論文など論理の通った文章はとくにintro/conclusionを読めば一発だ。
そして大体パラグラフの最初と最後にだいたい言いたいことが書いてある。
but, however, in other words,などのあとも大抵大切なことを言う。

こうやってみていると、日本語は文章の間に大切なことがあったりと読むのは難しい。
その分日本語の文章には、深みというか読み応えというか、文章的には格調高いとも言える。
端的に言うと英語はパラグラフの最初の1センテンスを読めば内容がおおよそつかめるから、中間の部分を読み飛ばしてもほぼ意味はわかる。(難しい内容の話や小説はまだ自分にはできないが、ビジネス書なら可能)
わからなければ戻ればいいだけである。

と、自分はこの文章を書いていて、自分のスタイルは英語の話のもっていきかたではないことに気づく。
日本語と英語の違いをつかみ、両方を混在させたおもしろいスタイルを作ってみたいと思う。
両方のよい部分をうまく融合させてみたい。




If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!

A Random Walk (改)

少し長いけど、ランダムウォークのchapter 8・9の要約が割り当てられたので掲載しようと思う。

興味のある方は読んでみてください。おもしろい理論です。

英語の間違いがあればご指摘よろしくお願いします。

尚、これは要約なので自分の視点は含まれていません。



Chapter 8: How Good Is Fundamental Analysis?


The impossibility of predicting future market


“Some academicians have gone so far as to suggest that a blind-folded monkey throwing darts at the Wall Street Journal can select stocks with as much success as professional portfolio managers.” (Page 172)

Security analysts have difficulties in predicting the future because there are five factors which cause difficulty that is:


1) the influence of random events

“Random events” mean accidental events such as the discovery of a major new product, the finding of defects in a current product, a major oil spill, terrorist attacks, the entry of new competitors, price wars, and natural disasters.


2) the production of dubious reported earnings through “creative” accounting procedures

Firms exclude any bad expenses before calculating their earnings. Their accounting might be creative and decorated because of accounting regulation.


3) the basic incompetence of many of the analysts themselves

Analysts are really very human beings so they might make mistake.


4) the loss of the best analysts to the sales desk or to portfolio management

Many security analysts’ decisions are related with the sales desk. Their monetary rewards are heavily dependant on their ability to bring commission business to the firm.


5) the conflicts of interest facing securities analysts at firms with large investment banking operations

When analyst says “buy” he may mean “hold,” and he says “hold” he probably means “sell as soon as possible” because analysts can’t make own decisions behind large investment bank. They have to sell profitable securities for institutional investors, not for individual investors.


Efficient-Market Theory


There are three types of efficient-market theory.


1) The “semi-strong” form of the efficient-market theory

“The structure of stock prices already takes into account any public information that may be contained in balanced sheet so no published information helps the analysts to select undervalued securities.”


2) The “strong” form of the efficient-market theory

“Not only all the news that is public but also all information that is possible to know about the company has already been reflected in the price of the stock.

Not even “inside” information can help the investors.”


3) The “narrow (weak)” form of the efficient-market theory

“Price moves from period to period very much like random walks.”


Peter Lynch and Warren Baffett admitted that most investors would be better off in an Index fund rather than mutual fund because of efficient-market theory.


Burton’s Personal Viewpoint


He takes neutral position because there are some fragile points in efficient-market theory.

- The psychological influence at least raises the possibility that investors don’t accept current market prices.

- There is a time when investors can use useful inside information before it reflect the price.

- This is not the case for all the thousands of small companies.

- Analysts do not lead large buying. But institutional investors can control tremendous money flows in and out of stocks.

- There are the enormous difficulties in translating known information about stock into an estimate of true value


Chapter 9: Modern Portfolio Theory


The definition of risk


“Risk determines the degree to which returns will be above or below average.” (Page 204)

In finance, we can define the risk as the variance or standard deviation of returns.


“Variance is a measure of the dispersion of a set of data points around their mean value. It is a mathematical expectation of the average squared deviations from the mean.”

“Standard deviation is a measure of the dispersion of a set of data from its mean. The more spread apart the data is, the higher the deviation.”

Source from http://www.investopedia.com/dictionary/


Example; You invest in the three stocks of A, B, and C companies, and estimate the variance and standard deviation.


Variance = 1/3 {(Possible return A – average return)2 × Possibility A + (Possible return B – average return)2 × Possibility B + (Possible return C – average return)2 × Possibility C}


Standard deviation = the square root of the above variance


Modern Portfolio Theory


Modern Portfolio Theory focuses on “the diversification of portfolio.”

If there is a negative covariance between the companies, the diversification can totally eliminate risk.


Example 1; You invest in the stocks of Umbrella company and Sunscreen company.

In sunny days, many sunscreens are bought by people, on the other hand, in rainy days, people need umbrellas. Therefore, you can reduce risk because one return of the stock goes down; the other return goes up definitely. The relationship between these two companies is negative covariance.


Example 2; You invest in U.S stocks and foreign riskier securities.

This book says “the highest return is available with the least risk was 24% in foreign securities and 76% in U.S. stocks.” (Page 217)


Summary of Chapter 8 and 9


There are different view of structure of stock market between Wall Street people and academic people. People in academic world believe that analysts can not predict future market because of the efficient-market theory. However, as there are some illogical assumptions, this author walks in middle way.

According to Modern Portfolio Theory in Chapter 9, the portfolio mixed several securities such as common stocks, bonds, real estates, foreign securities can reduce you risk in any accident situation.




この「効率的市場仮説」というものは、人々がこの理論を信じなければ成立しているように見え、信じることを辞めれば成立しなくなる、という興味深い理論である。


簡単に日本語で要約すると、「株価は現段階ですべての情報を織り込んでいるので、適正価格に安定しており、割安・割高という株はこの世に存在していないという理論」でいいだろうか。


おもしろいのは「目隠しをしたサルがWall Street Journalの株価欄にダーツを投げて選んだ銘柄とWall Streetのプロアナリストが選んだ銘柄は、結局同程度の利益を上げるとさえ言える」、という記述。


この理論に対しては僕も作者も述べているように、midlineに立っている。

ある意味では理解できるが、例外もまた多数に存在する。

答えがないのが、Social Scienceのおもしろいところであり、理解しにくいところでもある。



If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!


0点のfirst paper

重大事件勃発?
人生において初めて0点を取ってしまった!

理由は・・・・・「引用」の失敗。

今日担当教官から「君のpaperの構成・論理展開は実に素晴らしい、クラスの中でも一番だった。しかし、この引用の仕方ではcheating、つまり盗作だ。すごく残念だが今回はグレードをあげられない」と言われた。

知らなかった自分が悪いのだが、思わぬ落とし穴だった。

アメリカの大学は、このように厳しく生徒に盗作の概念を教え込み、自分自身の文章を書けと口をすっぱくして言う。僕もこの失敗で大切なことを学んだ。

引用するならquatation mark" "をつける。(言葉は正確に引用する)
でも、できるならこれを使わず、自分の言葉で書く。
これらは基本中の基本。オリジナルなものを書かないといけない。

「次やったらこのコースから除籍か、退学だから気をつけなさい」という厳しいお言葉。

「英語に難があるということはわかってる、でもじゃあなんでお前はここのいるんだ?
英語は言い訳にならない、私はそんなこと気にしない。自分の言葉で書きなさい。」

厳しい教官だが、大切なことを教えてくれた。

受けてたとうじゃないか。
英語に難があることなんか言い訳にするつもりはない。

自分はもう二度とこの失敗を繰り返さないだろう。
つまり成長した。

前向きな思考は役に立つものだ。

失敗をしてきていない人間ほど怖いものはない。
失敗からどう這い上がってきたかが重要だ。


と、まじめに書いてみたが、
入学3日で5枚のpaperを書かせることはありえんやん!そりゃミスるくさ!
と方言で叫びたい気分だ。笑”

みなさんも論文を書くときは気をつけてくださいね。0点は結構へこみます。




If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!

From Library


This is from library.
Today is a nice day, I have a fun in studying.

Now, I am reading an article of investments.
This fundamental knowledge is necessary to invest everything.
My prof is not good 'teacher', but he has practical knowledge.
He knows we have to understand what the investment is, how stock markets work, and why the interest rate change.
Because of his teaching style, I have to read two hundred pages and a lots articles until this weekend , however, I'm really satisfied this course.
But thanks to his teahing style, most students don't like him and tend to drop his course.

I have much homework, so see you soon.

Bye

こりゃ大変だ

授業も本格的に始まった。

感想は、これは大変だ。・・・・・

自分の取ったクラスがたまたまきついクラスだったのかはわからないが(roommateは呑気にテレビゲームをしている)、一日に進むスピードが半端ない。

そのため予習に時間がかかる。

宿題は日本の高校で経験した宿題の量を英語でやっているような感じか。

来週はプレゼン、lab report、重要なhomeworkの提出。

今週末までに200ページのreadingに(株についての本。A Random Walk Down Street)、予習・復習。

投資にもっと時間をかけたいが、なかなか時間を作ることが難しい。

英語が日本語並に使いこなせるようになれば楽になると思う。


スカイプ


スカイプについて質問があったので、今日はこのことについて書きたい。

スカイプとは、P2P通信技術を応用した「無料電話」のことである。
このソフトをネットからダウンロードし(もちろんfree ware)、ユーザー登録しているもの同士は
何時間話をしても、どこに住んでいても、電話代がかからない。
プロバイダを通すわけでもなく、パソコンの端末同士を直接結びつけるのでセキュリティも高い。

欧米でのユーザー数は、1億人を超える。
しかし日本での普及率はかなり低い。日本の電話会社の圧力でもあるのだろうか。

それはいいにして、簡単に説明しよう。

まず、以下のサイトに行く。


http://www.skype.com/intl/ja/


ここでスカイプをダウンロードし、ユーザー登録をする。

そして、友人のユーザー名を入力しクリックするだけ。


これで世界が繋がる。


※ただし、windowsで言うと windows 2000/XP、メモリ128MBクラスのスペック数が必要となる。
加えてヘッドフォンマイクも必要。

If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!

Minnesotaへ

いざMinnesotaへ、

これは数日前飛行機の中で書いたものである。


Minnesotaへ発つ日がやってきた。

アメリカで知り合った婦人は別れ際、涙をためながらこういう。

「ここはアメリカのあなたの家なんだから、またいつでも戻ってらっしゃい。愛してるわよ、私の息子」

正直、これほど感慨深いものはなかった。
1ヶ月前に知り合い、英語も片言の日本人に宿を貸してくれここまで言ってのける。
これがアメリカの良いところなのかもしれない。
本当に彼女には感謝している。

僕は、「お金持ちのビジネスマンになって向かえにくるからね」、と言って旅立った。

いつか必ず、日本で本当の寿司を彼女に食べさせてあげたい。

(そう言うと、"Oh, lazy boy, I'm looking forward to."と言っていた。
なぜなら僕の部屋は汚いし昼まで寝ていることがあったから、彼女は僕をlazy boyと呼び、
僕がDon't say lazy!というのがお決まりになっていた。
昨晩、手巻き寿司と天ぷらを彼女と彼女の友人に振舞ったが、寿司はうまくいったものの
天ぷらがなかなかうまく揚がらなかったのが残念。
それでもおいしいと言ってすべて平らげてくれたのは嬉しかった。
銀座あたりのメニューがないような寿司屋に行きたいものだ。
「大将、今日のおすすめで握って」みたいなところに連れていきたい。)


これで約5日間お世話になった、婦人の家をあとにし、不安の気持ちもありながらあと数分でミネソタへ着く。

思えば、留学を思い描いてから、困惑し、希望を抱き、葛藤し、苦悩し、喜び、ここまでやってきた。
僕はここでがんばらないといけない。

強い意志を持って生きていこう。

飛行機から見るMinnesotaの夕焼けはきれいだった。


If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!

日本旅行

東京を出て、名古屋に着く。


当初の目的は、愛知万博のはずだったが、このブログからメールをいただいた方とお会いすることが最大の目的となった。



彼は高校1年で起業家を志し、真剣なメールを送ってきてくれた。
だからこそ、こちらも真剣に答えた。


普通なら、「高校1年生でこんなことまで考えてるなんてすごいね」
と褒めて終わっていただろう。

高校1年の自分は起業のことなど、ほとんど考えていなかった。

しかし、そんな甘い優しさは彼には必要ないと判断し、かなり厳しいメールを返した。
それは嬉しさの反面でもあった。

もう返事は返ってこないだろうと思った。


彼は、まだまだ荒削りで、自分の過去を見るような気がした。
俺もあんな無鉄砲なことを言っていたな、自分に重ね合わせながら受け答えるのが楽しかった。
彼の向上心はますます僕に力を与えてくれ、
日本にも自分と同じような志を持った若者がいるということが嬉しかった。
そして、まだまだ自分も荒削りで軌道修正しながらやっていかなかければならないことに気づかせてくれる。



そんな彼も、カナダの高校へ行ってしまっていた。
しかし、お母さんが親切にも我々を招待してくれ、宿と食事まで振舞っていただいた。
もう一人のお子さんは日本に残り、高校に通っている。
彼にはできる限り、自分が今までどういう道を歩んできたのか、を伝えたかった。
特に高校生の頃は、物事を堅く考えず、自分がやりたいことを─スポーツでも恋愛でも、もちろん勉強でも何だっていい─やればいいんじゃないかなとだけ伝えた。

そうした中で、人はたくさんのことを学ぶし、僕自身がいろいろな人との出会いを通して成長してこれた。

人生は楽しく生きないと


これが僕の信念。

僕が彼らの兄のような存在になれればいいと思う。
そして、僕をどんどん脅かしてほしい。


良い出会いというものは、そこらへんに転がっている。
それに気づくか気づかないかは、自分次第なのだ。

これで、渡米前の日本旅行は幕を閉じる。




If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!


発音の重要性

こちらに来て、自分の英語力のなさに愕然とした。
英語力というのも、それは「技術」のことである。
つまり、「発音」を意味する。


今まで、日本にいたころ英語圏の人から
「君の英語の発音はきれいだね。留学していたの?」
など言われることもあったので、多少自信があった。

しかし、こちらに来ると全く通じないことが多々ある。
(学校の先生は、こちらの話を聞こうと努力しているし、
日本語訛りの英語にも慣れているので、ほぼ完璧に理解してくれる。
問題は彼らではなく一般のアメリカ人だ。)



発音に関して日本ではほとんど勉強せずにこちらに来た。
特に日本英語教育では発音に対して全くというほど力を注いでいない。



しかし、最も端的に言えば、「はじめに発音ありき」と断言できる。



言語学・神経学的にも発音から入るのが、言語習得を最も効率化するそうだ。
子供が母国語を思えるときも、まずは音から覚えていくことが、それを如実に証明する。


言語獲得初期段階では、「ワンワン」と言って犬を指差し、
大人が「あれはイヌと言うのよ」ということで、赤ん坊の頭の中では
「イヌ」という音は「わんわんと鳴く四本足の生き物」だと記憶される。

そして自分も口を動かし「イヌ」という発音を繰り返すことで、ここで音の発し方も身に付ける。
(子供が大人が言ったことを真似していることに注目してほしい)


次に犬を見たり、誰かが犬という言葉を発した時、脳の中では
「イヌ」という音と連結するいろいろな情報(ここでは犬の鳴き声、映像、形など)

を拾ってきて、「イヌ」という音は「犬」なのだと判別し、

はじめて「犬」という語彙を認識し理解したことになる。


しかし、僕の場合日本にいるころ単語をたくさん覚えることに集
中するだけで、その単語の音に気を配ることをほとんどしなかった。
単語のスペルを知っていても、口をどうやって動かして発音するか知らない。


これは上記に示したとおり、神経学に完璧に反している。
自分が発音できる音以外は、聞き取ることもできず、
脳内で情報を連結させそれがなんであるか理解することは不可能である。


では、前置きはこのへんでおいておいて、どう勉強すればいいのか書いていこう。
僕は今実践中だ。



まず、発音の基礎である口の動かし方、顎の動かし方、舌の動かし方、を徹底的に覚える。


日本語の発音と英語の発音は全く違うと考えなければならない。


つまりカタカナで代用できる発音はひとつもない。


例えばpinだと、「ピン」と言っても通じない。
英語っぽく「ピン」と言ってもだめ。
このiの発音は思ったより曲者だ(itのiも一緒)。
無理やりカタカナであらわそうとするなら、
口を少し開いて、かなりカタカナの「エ」に近いだらけた音、だそうだ。


すごく些細なことのようで気にしていなかったことがとても重要だと気がついた。
語学学校当初、先生に発音を聞いてもらったところ、
「あなたの発音は、penに聞こえる。あっ、今度はpeanだ。」と言われた。
よく聞きなさいと言われて、聞いて同じように真似て発音しようとしてもなかなかできない。
僕の耳は「ペン」といってるように聞こえたり、「ピェン」と聞こえたりしていた。

この理由は、日本語のカタカナ発音しか知らず、iを発するためには
口をどういうふうに動かせばいいのか、ということをしらなかったからだった。
(つまり脳内でこの音を認識することができなかった)


他にもまだまだ紛らわしい発音がたくさんある。
coat:caught, year;ear, hole:hall, bag:bug,
などなどこれは無限だ。


そして、英語は子音が主な言語だということも忘れてはいけない。
例えば、”next station”はxtstと四つも子音が続いている。
これは日本語ではありえない発音だ。
もちろん「ネクストステーション」と言って通じるわけがない。


これはkの音は舌の奥で喉を閉じ、一気に発音し、sの音は歯と歯の隙
間から日本語の「ス」の数倍の力で息をはきながら高速で発音
し、tは舌を上の歯茎につけ息を遮断しこれまた一気に吐き出
す。sの音は上記に同じで、最後のtも上記に同じ。


読むとわかるように、このとおりに発音していると本当に疲れる。
しかし、口を日本語で喋るときの何倍も動かす気持ちでや
らないと永遠にうまくならないと言う。


口や舌の周りの筋肉をつけることが大事のようだ。
これが僕が英語力を「技術」と呼んだほうがいいと思う所以である。
これは明らかに一種の筋トレであり、どこをどうやって動かすのかという技術
を、何度も反復練習することで体に覚えこませるしか習得の方法はない。
サッカーでも、ボールのどの辺りを足のどの部分で蹴ったらどういう風に
カーブがかかる、ということは何回もやってみて体で覚えるしか習得できないと同じことだ。
いくら本で読んでその知識を得たとしても、中村俊介やベッカムのようなフリーキックを
蹴ることは永遠にできない。


今僕はまだ上の段階だ。
とにかく、英語の発音というものを体に覚えこませなければいけないと感じている。
次に何をやればよいかなど、いいサイトをみつけたのでいくつか貼っておこう。


英語で書いてあるサイトより、日本語で書いてあるサイトのほうが

日本人がなぜできないのかを詳しく書いてあるので理解しやすかった。

上に書いてあることもいろいろなサイトから得た知識を、

僕なりに要約して、実践からの感想を織り交ぜたものだと
サイトに行ってもらえばわかるだろう。


http://www.scn-net.ne.jp/~language/ 「英語・発音・語彙」


http://www.uda30.com// 「30音でマスターする英会話」


http://www.uiowa.edu/~acadtech/phonetics/english/frameset.html
これは口をどうやって動かせばいいのかを音声、画像つきで教
えてくれる最高のサイト。
普通ならウン万円する教材が無料で使えるのはインターネット
の力だろう。


http://www.1englishdoctor.com/index.html
これも読む限りには発音を徹底的にやる教材のようです。TOEIC
を920点取った医師が書いたもの。
そこまで高くないので挑戦してみる価値はあるかもしれない。


蛇足
http://www.ratemyprofessor.com/index.jsp  アメリカの大学
教授を評価するサイト。ほぼみんな登録されてある。結構
信憑性があるそうな。


http://www2.netdoor.com/~takano/english/english_index.html
英語について結構おもしろいことが書いてある。


http://www.eigotown.com/eigocollege/marie_english/marie_english_back.shtml
アメリカンカルチャーが学べる。著者が博識。


これからアメリカの入試を受ける人も、日本の入試に臨む受験生も

英語を勉強するときはこの発音からとりかかり、より英語学習にはずみがつけば、と思う。

発音・イントネーション・アクセントを完璧に身に付ければ、

リスニング・リーディングも今までより10倍できるようになるという。

(読んでいるとき頭の中で声を発していることに注目してもらえれべ発音の重要さをわかってもらえると思う。

うまく発音できる場合とそうでない場合は大違いではないだろうか。

この文章を読んでいるときも、日本語できっと自然と声を発しているはずだ)


それに、発音のせいで聞きなおされたり、顔をしかめられるのは結構辛いものだ。



If you think this weblog is interesting, Please click the banner icon!!


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>